otsunekoの日常

フランス語学習記録#4

今週もコロナの影響でフランス語授業が無かったので、家で自習しています。

フランス語検定5級の問題集でせこせこ勉強しており、今受けてもまあ受かれそうなぐらい入門レベルなんですが、なんせフランス語の発音に慣れていないので、リーディングに比べてリスニングが圧倒的に難しいです。なんでリスニングがそんなに難しいかって、大きく二つの要因が思い当たります。

1. リエゾン、アンシェヌマン

一つ目に、フランス語にはアンシェヌマンやリエゾンという、単語の発音を頑張って一個一個覚えた人をあざ笑うかのような発音ルールがあります(エリズィヨンってのもあるけどスルーします)。以下の文を例にしてみましょう。

Il est à Paris. (= 彼はパリにいる。)

まずアンシェヌマンというのは、文の中で連続する2つの単語のうち、前の単語が子音で終わって後ろに続く単語が母音で始まる時に、お尻の子音と頭の母音がくっつくという現象です。例えば”彼”という意味の”il(イル)“という単語に続いて英語の”is”にあたる”est(エ)“という単語が来た場合、“il est”で「イル エ」と発音したくなりますが、実際はお尻のlと頭のeがくっつくので発音は「イレ」になってしまいます。

次にリエゾンですが、その前にフランス語では原則として語尾の子音は発音されません(無声子音)。上ではサラッと流しましたが、“est”という単語の発音は「エスト」じゃないです。「エ」なんです。じゃあ”il”も「イ」じゃないの?ってツッコみたくなりますが、物事には例外があるものです。悲しいですね。フランス語では、語尾がc,r,f,lで終わる場合、語尾の子音も発音することが多いようです。参考書とかだと、carefulで気をつけろとか言われてます。このルールのおかげで、“~~と一緒に”という意味の”avec”も”アベック”たり得てナウい言葉の地位を確固たるものにできたわけですね。あとhは基本的に発声しません。フランスでは、Hは基本的に声を出しません(迫真)。

話を戻します。ごめんなさい。リエゾンというのは、お尻が無声子音の単語に続いて頭が母音の単語が来た時に、前の単語のお尻の無声子音が有声子音になって後ろの単語の頭の母音とくっついて発音される現象です。例えば上記の”il est(イレ)“に続いて、英語のinやtoの意味を持つ”à(ア)“が来たとすると、“est à”で「エ ア」という発音にはならずに、tとàがくっついて「エ タ」になるっちゅうわけです。

さて完全な文にしてみましょう。

Il est à Paris. (= 彼はパリにいる。)

発音は、“イレタ パリ”です。“イル エ ア パリ”じゃないんですね…(血涙)

これはシンプルな例ですが、フランス語ではもういたるところでリエゾンとアンシェヌマンの宴が発生します。何言ってっかほんとわかんねぇ…ちなみに仏検のリスニングって、話者が結構速いスピードで話すのを設問ごとに3回ずつ聴けるというシステムになってるのですが、油断してると、いや、油断してなくても、文章の品詞分解ができずに「え?今の文の主語どこ?」ってなって無事死亡します。

2. 異様に発音が短い表現たち

そしてフランス語のリスニングを難しくさせる要因二つ目、それは、異様なまでに発音が短い表現があることだと思ってます。例えば、“私は~~を持ってます”って言うのに、“J’ai ~~(ジェ ~~)“ですよ。「じぇじぇじぇ」って言うだけで”私は~~を持ってます×3”ですよ!?(錯乱)

他にも、“どこで~~“って言うのに”où(ウ)“とか、“これは~~“が”C’est(セ)“とか。一音て。一瞬の世界に生きてんのかよフランス人は。

完全に偏見ですが、こんだけ発音が短くて済むからフランス人はあんなにお喋りなんじゃないのか。 いやお喋りだからよく使う表現はどんどん短くなっていったのか。「マ?」「マ?」みたいな感じで。ハフマン符号ですか?

とりあえずリスニング頑張ります。

覚えた表現

上の文章書くのに疲れた

Salut!