僕は現在メインキーボードにサリチル酸さん設計の自作キーボードである7sKBを使用しています。
本記事は、より良い使い心地のためにキーマップに調整を加えた際、その理由及び変更後の使用感を記録するためのものです。随時更新予定です。
なお、キーマップ変更ツールにはREMAPを使用しています。
7sKB作成時点(2021/8/7)
既にかなり満足度高いです。ベースの考え方は以下記事を参考にさせて頂きました。
(初心者編)QMK Configuratorを使ってキーマップを書き換えよう - 個人的経験に基づく設定の煮詰め方
レイヤ1(デフォルトレイヤ)
ポイント
- 元々JIS配列に慣れていたため、極力JIS配列に近づけた(右Shiftはタップだと\(バックスラッシュ)になる等)
- 自分はSpaceキーを左手で押す人なのでそのようにし、右手親指にはEnterやBackspaceを割り当てた ⇒以降、EnterやBackspaceも専ら親指で押すようになった(超便利)
- 「」(かぎ括弧)がどうしても収まりきらなかったので、レイヤ4の記号レイヤに逃した ⇒結果余った物理BackSpaceキー左にとりあえずでPrint Screenを入れてみた
-
物理半角/全角キーがないので、ホームポジションで押せる右下のキーに割り当てた ⇒右手薬指で切り替えるの変な感じだけど慣れればいけそう
課題
- WindowsキーをAltキーと兼用(長押しだとAlt)にしているが、判定がシビアでよく使うWindowsのショートカット(Win+LとかWin+Shift+Sとか)を結構な頻度で打ち損じる ⇒ぱっと思いつかないけどWindowsとAltを同時に押すショートカットあったら詰み? ⇒右windowsキーを追加して解決
- とりあえずで配置したPrint Screenより使用頻度の高そうなキーが本当に無いか
レイヤ2(HHKBレイヤ)
ポイント
- HHKBのFnレイヤ流用+DEVICE関係(BMPとかLEDのオンオフとか)のレイヤ ⇒普段使用する機会は殆どなし
- 右手でFnキーを押しながら他のキーを押すという操作が稀で、誤爆する危険性がない
課題
- 特になし(せいぜいDEVICE系のキーを増やすぐらい?)
レイヤ3(ファンクション、テンキーレイヤ)
ポイント
- 左手親指押さえっぱの間切り替わるレイヤ
- 各種ファンクションを左手だけで起動可能 ⇒使用頻度の高いF5、F10がホームポジションのまま人差し指で押せるのが良い
- 音量調節や輝度調節もついでに入れた
- 右手側のテンキーで、算術演算子(+-*/)がJIS配列の記号配置に近いようにした ⇒普段テンキーをそもそも使わず、JIS配列の記号配置のほうが馴染み深いので
課題
- テンキーが実際便利かどうか要検証 ⇒連続で数字だけを入力する時(電話番号とか郵便番号とか)に実際便利です。最上段の数字キーだとキーの押し間違え(特に右手側)が発生しがちなのですが、テンキーはホームポジションで使えることから、一度慣れてしまえば押し間違えリスクは減るように感じます。とは言えまだ完全にキー配置に慣れたわけではないので、引き続き練習していきます。
レイヤ4(記号、カーソルレイヤ)
ポイント
- 右手親指押さえっぱの間切り替わるレイヤ
- カーソルキーを右手だけで操作したりPage Up/Down可能 ⇒カーソル移動しながら連続でBS、Enter押すケースあるかもと思い追加したけど要らないかも…
- 記号に関してはデフォルトレイヤに存在しない「」(かぎ括弧)や{}(波括弧)を最優先にした ⇒中指と人差し指に配置するか迷ったが、個人的に薬指と中指で押すのがしっくり来た
- その他プログラミングでよく使う記号を極力JIS配列の位置関係を保ちつつ付け加えた
課題
- 記号レイヤに付け加えると便利な記号の検討 ⇒とは言えぶっちゃけ括弧以外はデフォルトレイヤで事足りてますが…
- BMPのマクロ機能で括弧の入力を楽にできるかの検討(以下algさんツイート) ⇒VSCodeとかの補完機能と組み合わせた時にどういう挙動になるか?(この辺の記事参考に調整かな)
BLE Micro Pro に新たに追加されたマクロ機能、とても便利だ!
— alg (@alg0002) August 5, 2021
例えば "{" → "}" → "カーソルキー左" というマクロを登録しておけば、1回のキー押下で波カッコのペアが入力されてその波カッコの間にキャレットが来てくれる。
とても便利!(2回目)
右Windowsキー追加(2021/8/9)
- レイヤ1で半角/全角キーを長押しするとWindowsキーとして動作するように変更 ⇒これでWindowsショートカットが確実に実行できる上、よく使うWin+Lが右手だけで実行可能に!
以上です。